どうも、楡井です。
私がFXの世界に飛び込んだばかりの頃の話。
沢山勉強して、いろんな手法を研究していました。
その中でも特に夢中になったのが、「サヤ取り」です。
裁定取引またはアービトラージとも言います。
世界三大利殖の1つとも。
これは本来、FXではなく株取引で行います。
やり方は、まず2つ銘柄を選定。
この時、相関が強いもの(連動しやすいもの)を選びます。
NTTとソフトバンク、みたいに、同業種にするのが一般的。
同業種だと同じ出来事で株価に影響が出やすいので、基本的には似たような値動きをします。
でも、会社が違うから完全に一致するわけでもなく。
この時、ある1点を起点として株価を重ね合わせた場合に2社に差(ギャップ)が生じます。
これを「サヤ」と言うんです。
このサヤが大きくなった時、一方の値動きが突発的なものであると考えることが出来ます。
ということは、いずれ元に戻るのでは?と仮定できるでしょう。
どっちが突発的だったか分からないので、上に開いた株で空売りを仕掛け、下に開いた株で買いを仕掛ける。
両者が戻ってきてくっついたら両方とも決済です。
両方とも利益、もしくは片方だけ利益になりますが、両方合わせればプラスになっているはず。
これがサヤ取りです。(簡単そうに言うけどそう簡単ではない)
話はFXに戻り、
これをFXに応用することが出来ます。
連動するものを選べばいいんだから、例えばドル円とユーロ円ですね。(FXの場合はこの2つを見てユーロドルで取引するというやり方もある)
これを実際にやってみると・・・
結論、全然ダメ(笑)
多分、株と違って通貨は各々に影響する要素が多すぎて相関が弱いんだと思います。
あと流動性が大きいのも理由かと。
夢中になって研究してたあの頃が懐かしい。
好きな方は、色んな角度からFXを研究してみると楽しいですよ。