FXで勝つ、負ける、と表現しますが、一体何と戦っているか分かりますか?
チャート?
市場参加者?
パソコンの画面(笑)?
市場参加者はちょっと正解。
でも、もっと強敵がいます。
それは手数料です。
すなわちFX会社ですね。
FXのシステム開発をやるようになって10年以上経ちますが、駆け出しの頃はとにかく検証をやってました。
どうすれば勝てるか、どんなロジックが効果的なのか。
そうやってとんでもない数を検証していくと分かったことがあります。
それは、負けている理由はほとんどの場合手数料のせいだったってことです。
優位性の無い、無意味なロジックだった場合、ランダムにトレードしているのとほぼ同じになります。
そうすると勝ち負け半々になる。
じゃあ資金は減りもしないし、増えもしないのかと言えばそうではありません。
なぜならスプレッド(手数料)があるからです。
今、半々と言いましたが、厳密には勝率が48%とかになります。
つまり、デタラメにトレードしてもスプレッドがあるから半々じゃなくて若干負けやすいんです。
FXは1トレードに対して手数料はほぼ一律。
つまり、保有期間に関係ない。
この理屈から、値動きを取りにくい、数分で決済するような超短期トレードなんて成り立たないことがよく分かるんです。
憧れるけど、あれで勝つなんて都市伝説だと思ってください。
では、最大の敵に勝つにはどうすればよいか?
簡単、しっかり保有して、しっかりと利益を乗せてから決済する、これに尽きますね。