日銀による為替介入から2週間近くが経過。
下落から値を戻しつつも上値が重い展開が続いています。
介入効果もあってか、強気の投機的円売りドル買いが目立たなくなってきました。
となるとしばらくは横ばい推移の硬直状態が続くと予想していたのですが、昨日ちょっとした動きが。
IMF(国際通貨基金)の年次総会で幹部の1人がこう発言しました。
「日本が円相場を支えるために為替市場で介入を余儀なくされる要素はない」
確かに、為替介入と言うのは急激な相場変動に対し実施するもの。
現状のドル円相場は特に急激ではないです。
介入は相手国の理解も得られないと難しいうえ、こう発言されてはなおさらやりにくいでしょう。
上値が重い展開が続いていますが、介入の可能性も若干下がったと見て取れます。
しばらくの間、ドル円相場は方向性が掴みにくい展開が続くかもしれませんね。