16日、FRBのウォラー理事から飛び出した発言でドル円急上昇。
債券市場で、急激な利下げを見込むポジションが散見されることから、それらに警告を促した様子。
それによって米国債の利回りが上昇、からのドル買い。(=米国債が売られた)
理事は明言していませんが、3月にアメリカが利下げする確率は50%程度まで下がったと言われています。
要はFRBとしては、明らかな利下げに賭ける投機的な動きを放っておく訳にはいかないということです。
いずれ利下げに踏み切ることは大体間違いないと思われますが、FRBが警戒するのはインフレの再熱。
下手すると今年の後半まで利下げせずに現状据え置きなんてこともあり得るかもしれません。
ちなみに年初、2024年のドル円レンジ予想という記事を書きました。
予想は130~148円。
もう昨日148円にタッチしてしまいました(笑)
レンジ予想の記事でも書きましたが、このように、ファンダが一変してしまうと年初に見えていた道筋は壊れます。
どんなアナリストの年初レンジ予想でも外れてしまうのはこれが理由です。
大事なのは、ファンダの変化にしっかり付いていくこと。
短期トレードでは特にそうです。
これから米利下げになるまでは難しい相場が続きそうですね。
イージーな相場で投機筋が暴れないようにするために、金融当局が色々仕掛けてくる。
なかなか簡単な相場にさせない、さすがFRBです。