通称、ポケコン。
ここ数日ひたすらMT4でコードを書いており、ふと思い出したポケコンの存在。
ポケコンは言わば関数電卓の上位版みたいなやつで、小さなキーボードが付いておりプログラミングも可能です。
その昔、工業高校では教育目的で生徒に持たせる学校が多かったと思います。
1人に1台パソコンが行き渡るような時代ではありませんでしたから、1人1台持てたポケコンは重要だったかと。
あ、今から22年ほど前の話です(笑)
MT4で稼働するインジケーターはMQL(メタクオーツランゲージ4)というコードで書かれています。
C言語ベースです。
これは完全独学で25歳の時に習得しました。
ただ厳密には、生まれて初めてプログラミングに触れたのは16歳の時、そうポケコンで。
ポケコンにはBASICという言語でコードが書ける機能があります。
BASICは非常に分かりやすく、初心者向けの言語です。
学生が初めて触れるプログラミング言語としてはかなり適してます。
ポケコンでは一応C言語も書けましたが、ちょっと難易度があるので授業で取り扱うのはほぼBASICでした。(多分得意な先生もいなかった)
実はこの時から、プログラマーの適正はそこそこ感じていたんです。
科目によっては関数電卓が必要なものもあり、テストでポケコンの使用が認められていました。
この時、早い段階で私はひらめきました。
BASICでカンペを書いておけば良いと(笑)
テスト中にBASICを立ち上げて、単純なヒントの羅列のコードを参考に回答。
私の手法は瞬く間にクラス中に広がりました。
しかし、先生は特に問題にもせず。
そう、そうなることは先生は最初から分かっていたんです。
先生としては、それくらい自分たちでポケコンを触って自主的に勉強して欲しかったってこと。
次第にカンペもレベルアップしていき、羅列だと見にくいので検索できるようにしたり。
このカンペ作戦は、3年生の大事な時期まで黙認されました。
それから時が経ち、今ではFXで戦うためのツールを作ってます。
感慨深いものがありますね。
ちなみにポケコン、まだあるのかなと調べたら、2015年に生産終了となった様子。
ああ、愛しのポケコン。
きっとハードオフのジャンク品売り場には転がってるんでしょうね。
今の学生はパソコンで何でも勉強できる、羨ましいなって思いました。