昨日の米卸売物価指数が市場予想を上回りました。
消費者物価も上振れしたり、これはもうアメリカのインフレ懸念が払拭できていない感がかなりのものに。
アメリカ人の購買意欲ってほんと凄いですね。
一説によれば、低所得層が所有するようなクレジットカードの未払い額がとんでもないことになってるんだとか。
マネーショートというリーマンショックの裏で儲けたアウトサイダー達を描いた実話の映画があります。
その中で、信用の無いストリッパーがローンを組みまくって家を何件も所有できてしまっている場面が出てくる。
あれを思い出しました。
また別の形でなんとかショックが起きればインフレも落ち着くでしょうが。
ただ現状では、FRBの利下げ、日銀の利上げともにかなり慎重です。
慎重さが増しているというのが正しいところ。
こうなると、年内しばらくはドル円が150円付近を行き来する相場がしばらく続くかもしれません。
ここから10円も20円も上がる可能性は低いと思いますが、春先からの下落を狙ったトレードはちょっとリスクかなと思います。
ファンダ状況は毎日、刻一刻と変化します。
年初の観測が全く異なるものになってしまうのはよくあること。
今後もしっかりファンダを見ていきたいと思います。