過去1年の主要株価指数で最も上昇しているのがアルゼンチン、そしてナイジェリア、トルコと続きます。
これら国の通貨、円より下落幅が大きいというのが共通点。
いかに通貨安が株価を押し上げているかよく分かります。
ただ日本がこれら3カ国と違うのは、インフレでは無いと言うこと。
これら国々は大変なインフレなので、日本の方が遙かにましですが。
少し前に、いま割安で旅できる国はどこだろうと調べたことがあります。
本来であれば代表的なのはタイですが、タイバーツはなかなか強くて対日本円でもめちゃ上昇。
ここ5年で1バーツ3円から今は4円を超えています。
なので旨味は薄れるばかり。
そこで円のように下落している国を探すと魅力的なのはトルコ!
市街地まで足を伸ばしたことがないし、とても興味がある国の1つでした。
その昔、オスマン帝国時代はかなりの力を持っていた国です。
あまりにも強かったので、ヨーロッパ各国を旅しているとよく見かけるのが、オスマン帝国からの侵略を阻止した記念碑とか。
侵略阻止を祝して画家のだれだれに絵を書かせた、とか。
しかし昨今、トルコリラはだだ下がり。
トルコならお得に旅できるな~と思ったけどちょっと待った。
その分とんでもなくインフレしているので買い物に必要なお札の枚数も増えてるんですね。
それもそのはず、トルコの消費者物価はエグい数値。
40%とかですから。
これがインフレの怖さです。
確か、大統領の政策ミスが大きな要因だったかと。
デフレも問題だけど、行き過ぎたインフレはもっと嫌ですね。
1円玉の出番が無くなる日が来ませんように・・・