今年の賃上げ予定企業は過去最高の85.6%だそうです。
そうであってもらわないと日銀はマイナス金利解除できませんからね。
トヨタなんて賃上げ最大2.8万円、ボーナスも良いみたいです。
しかし、問題はいくら賃上げするか。
賃上げの額によっては、別に豊かにならない、もしくは貧しくなる場合もあります。
なぜなら、毎年物価は上がってるからです。
ここ2年で7%ほど日本の物価は上がっていて、それを考慮した物差しを実質賃金と言います。
この実質賃金で言うと、実はほとんどの企業が賃金が上がっていないに等しいんです。
多通貨と相対的に比べてしまったら、円でお給料をもらっている人はなおさら悲惨ですね。
賃金が上がるってことは、企業のコスト増加=物の値段も上がることになります。
トヨタ車の値段は上がるけど、自分の会社の賃上げはそれに追いつかないって現象になるわけです。
そもそも日本のGDPの足を引っ張り続けたのは、副業禁止の会社が多すぎたことも理由の1つだと思います。
昼間は会社員、夜はBarでアルバイト、貯めたお金でバイクを買う。
収入も支出も増える。
支出が増えることは、どこかの企業がさらに儲かって、その企業のお給料アップに繋がる流れ。
こんな単純なことで、GDPが上がるんです。
副業をやらせたら仕事が疎かになるって考えが間違っていて、そもそもその企業が、さらに稼ぎたいと思っている社員に稼ぐチャンスを与えることができていないだけ。
副業禁止の会社なんてさっさと辞めて、バンバン副業やるべきです。