昨日、以前からお付き合いのある出版社の方と食事をしたのですが、その方が最近出版を担当した「給与倍増名目GDP1000兆円計画」という本を頂きました。
著者は参議院議員である片山さつきさんです。
これはタイトルの通り、GDPを上げるための計画が書かれている本。
GDPは日本に住む人全員のお給料の合計値、つまりGDPが上がれば皆んなのお給料が上がったってことになりますね。
この本に色々計画が書かれているわけですが、その中の1つにスポーツベッティングがあります。
日本では一部公営ギャンブルを除き当然ながらスポーツベッティングは違法です。
平たく言うと、これを合法化すれば莫大な財源が生まれると書かれています。
スポーツベッティングが認められていない先進国は日本くらいで、合法化を目指す政治家がいるのは知ってましたが片山さんだったんですね。
まぁこういう話になると決まって、ギャンブル依存症が増えるだのなんだのって議論になりますよね。
なのに謎の三店方式によってパチンコは平然と合法。
片山さんいわく、パブで野球中継を見ながらビール片手に1試合10回賭けたって、払戻率が9割なら10万使ってもするのは1万円。
わいわい楽しい大人の遊びだと。
これは私も同感ですね。
あとは国民が成長して、無理の無い賭けをできるようになれば良いのです。
ちなみに日本最大の財団である日本財団は、年間800億円を寄付に使っています。
実はその財源の大半はボートレースです。
この仕組みを作ったのが創立者である笹川良一さん。
スポーツベッティングにはそれくらいの力があるのです。
ぜひ合法化されればいいなと思います。
それにしても片山さんはめちゃ頭の良い方ですね、当たり前ですけど。
東大を出て、その後国費留学でフランス国立行政学院、通称ENA(エナ)に2年通ってます。
エナはフランスのマクロン大統領の出身校でもあるくらい、超名門。
書籍を見ると分かりますが、とにかく全てが明確な数字で説明されていて説得力があります。
まぁ頭が良ければ優秀な政治家になれるとはイコールにならないと思いますが、こういった優秀なリソースがあるわけですから政治家の皆さんには頑張って欲しいものです。