昨日投票日だった衆議院選挙。
結果は与党の大敗でしたね。
自民の裏金議員は46人中28人が落選、立憲民主は比例を含め143議席の大躍進。
私の地元の新潟は、5区全てが立憲民主で占められました。
公明は党代表がまさかの落選。
よって、与党は過半数を割る結果となりました。
今日の日経平均はさすがに下落するかと思いきや、織り込み済みだったようで反発し、691円高で取引終了。
これに対し為替は、与党の過半数割れによる経済の不透明感から日銀の利上げ観測が後退すると市場が反応し、ドル円レートは上昇。
さて今後の見通しですが、ポイントは与党の過半数割れがどの程度経済に影響を与えるかです。
私が思うに、実際のところはそれほど大きく影響しないと考えています。
確かに政局混迷を生むのは間違いないと思いますが、だからと言って突然日本経済が大きく崩れるわけではありません。
今回の選挙結果でどの程度日銀の利上げ観測が後退したかと言われればそれほどでもないです。
確かに今日はドル高に振れましたが、選挙結果が与えた影響として見れば一時的なものでしょう。
やはりドル円レートに最も影響が大きいのはアメリカの利下げです。
アメリカ経済は想定外に成長続けているので、ここが再度一旦落ち着かない限り中期的な観点で言えばまだドル円は上昇するのかなと。
年内あと2回残されたFOMCでおそらくそれぞれ0.25%ずつ利下げされることとなりますが、これがどれだけドル円の上値を重くしているのか。
現状、これがドル円レートの年内最大のポイントになってくるかと思います。