トランプ前大統領が復権することを巷では「もしトラ」って言うらしい。
その可能性はと言うと、まず共和党内では敵無しの状態。
現時点、世論調査での支持率はバイデン44.6%、トランプ45.9%。
もしトラと言うより現状勝っている。
ここからは、トランプが勝った場合にどう影響が出る可能性があるかについて話します。
まず外国為替に直接的な影響としては、米利下げです。
トランプは完全に利下げ支持者。
ちなみにFRBは大統領とは独立した組織であるため、実際は大統領が口出しできません。
それにしても圧力が凄いんだとか。
トランプの発言としては、去年9月の時点ですら金利が高すぎると話しています。
いずれ利下げになるでしょうが、トランプ復権により一段と利下げ圧力は高まるでしょう。
ただ、大統領選は10ヶ月後なのでその時既に利下げが始まっている可能性の方が高いでしょうが。
トランプは、ドル高が製造業の妨げになっていると主張。
確かに、日本人からすればiPhoneは高くなりすぎて購買意欲は下がってますからね。
もしトラになったら、今後数年に渡りドル安となるかもしれません。
利下げ以外に影響することと言えば、戦争です。
トランプはとにかく外国に興味がありません。
復権すれば、ウクライナ支援はバッサリ切り捨てるでしょう。
経営者出身であるだけに、出たお金からのリターンで考える人。
国民が潤わないことはやらない人です。
台湾に対しても同じく、トランプ復権で台湾有事の確率は高まるでしょう。
そしてトランプ減税。
これにより株価が伸びる企業も出てくるでしょう。
アメリカ経済が上向きに伸びると、株が買われるのでドルも買われることになります。
これによるドル高で製造業に不利が働かないよう利下げしたいという考えもあるのかもしれませんね。
総じて、もしトラが起こるなら、ドル円は下落が濃厚でしょうか。
しかし、戦争終結も台湾有事も、何が誘発されるかシナリオを読むのは難しいです。
やはりファンダは毎日追いかけていかないとなと思います。