信用情報機関のCICが、今月28日から消費者の信用度を数値化するサービスを開始するそうです。
そもそも信用情報機関とは日本に3つあり、うち2つがクレジット系、1つが銀行系。
個人の借入状況や返済状況など、一度でもクレジット契約を結んだり銀行からお金を借りたことがある人すべてのデータが保管されています。
クレジットカード会社はこの3社のいずれかに加盟しており、カード発行の申し込みが来た際にその情報機関のあなたの情報を見に行くわけです。
そしてその内容を見た上でカードを発行するか審査で落とすか判断します。
今までだと、過去24ヶ月間の返済状況や、いくら使っていくら支払った、そういった金額ベースでのデータのみが載っていました。
今回の発表では、それらに加え信用スコアという形でトータルの内容をスコアリングした数値が提供されるんだそうです。
200~800で表示されるそう。
私自身、いくつなのか非常に興味深いですがおそらくかなり高い数値だと予想されます。
信用情報というのは、全く借り入れがない人より、沢山借りてはいるが約束通り返済している人の方が圧倒的に評価される仕組みです。
私の場合、仕事で毎月500万から1000万円くらいをクレカで使っているので、かなり借りてかなり返済している状況。
これが何年も続いているので、おそらく高く評価されるでしょう。
この信用スコアという形態は、アメリカではずいぶん前から存在します。
現状CICで情報開示するためには手続きと時間と費用が必要ですが、アメリカの場合はネットから誰でも簡単にすぐ見ることができるそうです。
この信用スコアが手軽に閲覧できるというのは非常にいいことだと思います。
理由として、人々が信用に敏感になるからです。
日本の現代社会では、今月クレカをいくら使ったのか、今月いくら支払いがあるのか把握できていない人が非常に多いと思います。
こんなことだからお金に無頓着になって破産したりする。
自己破産というセーフティネットがありますが、お金を返さなくてよくなるということは、経済にブレーキをかけたのと一緒です。
極端な話、借りたお金をみんながきちんと返済できれば経済は順調に成長しやすくなります。
高校生の頃から信用スコアを見る習慣があったらどうでしょう?
確実にお金に対しての扱い方が身につくと思います。
誰でも簡単にネットから無料で、いつでも閲覧できるような環境が整えばもっといいなと思いますね。