アメリカ大統領選挙、蓋を開ければトランプの圧勝でした。
加熱するインフレを対処できなかった民主党に対する不満が現れた格好に。
テイラースウィフトがハリスを支持すると表明した時、凄いことになりそうだなと思いました。
でも結局アメリカ国民は、人気歌手の影響力ではなく、経済に対処できる能力で選んだんでしょう。
前々回の大統領選ではトランプが当選したものの、総獲得票では負けていました。
しかし、今回に至っては総獲得票でもそれなりに差をつけての勝利。
実はアメリカの大統領で一度退任した後に返り咲き当選を果たした人は、グロバークリーブランドのみ唯一1人です。
なので今回の返り咲き当選は実に131年ぶり。
さて本題に、今回トランプの当選によりドル円は上昇しました。
上昇要素も下落要素も両方あったんですが、上昇要素が勝った形となりましたね。
ただこのトレンドは年末まで続くわけではなく、あくまで一過性なものだと見ています。
やはり通貨レートを決める本質的な要因は金利差です。
そしてFRBは独立した機関であり、原則として大統領の影響も受けません。
今夜日付が変わるとFOMC終了後の政策金利の発表があります。
高い確率で0.25ポイントの利下げとなるはずです。
そして年内にもう1回FOMCがあります。
そこでも0.25ポイントの利下げが濃厚です。
これを考慮すると決してドル買い要素だけが先行してるわけではありません。
ある程度拮抗した形のレンジ相場で年内は終わるんじゃないかと思います。